こんにちは、オンライン片付けコンサルタントの
伊藤かすみです。
オンラインで片付け?伊藤かすみって誰?
という方は、こちら
2024年11月に2冊目の書籍が出版されました!
家族が片付けてくれるコミュニケーションを身につけましょう!
自然と家族が片付けるようになる「魔法の片付けしつもん術」(ぱる出版)
https://amzn.to/3UqtLMF
押し入れは現代の生活様式に合っていません。
「片付きました」な本の収納例でも「押し入れ」で片付いている例が書籍でもとても少ないです。
なので、今日は押し入れの収納で悩まれていたお2人のクライアント様のことをお話ししますね。
お1人は、遠くに住む兄弟を迎え入れるため、サービスを頼まれたクライアント様。
弟家族に泊まってもらう予定の部屋がどれもモノがいっぱいで無い!ということでした。
*思考の整理のヒントが届く
基本の7つのステップと季節に応じた片付けポイントをお知らせしています。
メルマガ読者様は講座やお茶会、サービスの優先案内をしております♪
2時間と短時間のご依頼でしたが、行ってみると近くに住む他の親戚のものもあり、
全部を勝手に触れない状態でした。
【ヒアリング】
まずはヒアリングで今回の目的を洗い出しました。
「弟家族がストレス無く寝泊まりできる状態」
↓
「今後泊まるであろうマックス4人分の布団セットがあればいい」
【作業】
そして押入れから全部出してみました。
なんと掛け布団は沢山あるのに敷き布団が無い!
子供が小さい時のおねしょ等で捨ててしまっていました。
出してみて初めて把握できたのです。
必要以上にある掛け布団をきれいなもの4人分を選んで他は捨てるものコーナーへ。
そして収め直すと空間が空きました。
あとはお客様が足りない敷き布団を買うだけ。
【その後】
お客様へフォローメールをいつも送るのですが、お返事の中にこういう言葉がありました。
「家族のものの(近くに住む他の家族や自分の家族)片付けは残しておきたいものがそれぞれに違うので難しいですね。・・・・・・・・(中略)・・・今回弟家族が来てくれたおかげで、開かずの部屋、誰も手つかずの状態から踏み出せた気がします。
今回片付けてみて感じた物が適量という気持ちよさを大事にしたいと思います」
2時間で全部出して分けてから、敷き布団の置ける空間を作りました。
押し入れに布団を入れている場合の片付けはこんな感じですが、ベッドを使っていて布団がない方のお宅では奥行の深さが悩みの種になってしまいます。
もう1人は、押し入れの収納方法に悩まれていたクライアント様です。
事前に写真を拝見させていただいていたときから「モノは少ないお家なんだな~」と思っていました。
訪問させていただいて、モノの少なさにびっくり!
「私、必要でしょうか??」というくらいキレイなお宅。
でも、悩まれていたんです。「押し入れ」の収納方法に。
オーダーメイド、または最近の新築マンションでは「押し入れ」を見る事が無くなってきました。
必要ないからですよね。
ベッドでの就寝が増えているからだと思います。
敷き布団が必要ない生活に押し入れは不要だと思います。
本来押し入れは布団を入れる為に設計されています。
それ以外の収納にはとても不都合なんです。
でも、賃貸住宅・マンション・アパートは必ず押し入れがあります。
建てる側、貸す側の「保険」のように・・・・。
そして住人の一番の悩みどころが押し入れ・・・。
もう、押し入れのある住宅造りやめませんか?と言いたくなるくらい。
では、本題。
下の写真のように、モノが少ないことがわかる押し入れです。
(事前にここに家族の衣類が全て収まっていると聞いておりました。
他、詳細写真を見た上での感想です。)
モノは少ないのにスッキリしない・・・。
*写真はクライアント様の許可を得て掲載しております。
クライアント様の脳タイプからも考えて「きっと見た目ストレスもありそう」と思いました。
お伺いしてからのヒアリングでやはり、モノを減らす段階は既に終えられており、見た目のストレスもある事がわかりましたので
見た目もスッキリ収納にすることに。
そしてもう1つ。
「思い込み」が片付けを邪魔していると感じました。
「押し入れ」は使わないものを何でも入れるところ、と潜在意識ではみなさん思われているのでは?
そうすると、何でも入れてしまい使いにくい収納になります。
まずは「この部屋で使うもの、使いたいもの」に絞って選別
*全部出して分けているところです
そして作業後はこの部屋に必要なモノだけを残しました。
引き出しのラインを揃えてスッキリと。
その為にはこの部屋に必要ないモノを別に置くルールを決めたり、
押し入れの中で置く場所を変えて使いやすくしたりしました。
結果、衣替えの必要の無い「押し入れクローゼット」になりました。
今回のポイントは3つあります。
①(右上の赤丸)気になっていた着物の保管場所を決めた(現在使わないので日に当たりにくい、天袋へ移動)
②(真ん中の赤丸)クローゼットバーを支えている真ん中のポールの位置を真ん中から外した。これによって引き出しケースを揃える事ができました。
ポールは必ずしも真ん中でないといけない訳ではありません。これも思い込みですよね。
③(右下の赤丸)来年生まれてくる赤ちゃんモノを収納する場所。
これがご要望の第1優先でした。
これが最終形ではありません。
収納用品を2、3買い足す、ハンガーの種類を揃えるなどの事が必要ですが、元々片付けのできるクライアント様なので大丈夫だと思います。
自分でも写真を見て不思議なのは、ハンガーバーにかかっている洋服の量は実は増えているんです。
なのに、少なく見えるのが面白いです!
押し入れは大きなスペースなので、使い方には工夫が必要ですね。
YouTubeも配信始めました! こちらも見てね! →https://www.youtube.com/@user-gm8qh8hz4d/featured
おかげさまで重版しました! インテリアコーディネーターでもある私の思う片付け術を書いております。 ぜひお読みくださいね!
https://amzn.to/3jJ7QkJ