こんにちは、オンライン片付けコンサルタントの
伊藤かすみです。
オンラインで片付け?伊藤かすみって誰?
という方は、こちら
お客様が新しく家を建てる時、今の住まいと新しい住まいの図面を拝見させていただくのですが、 暮らしにくそうだったり、この収納使いにくそう~という家があったり。 そしてお客様ご自身もそう感じていらっしゃったりします。
私自身は本当にゼロからプランニングする会社にいたので、図面を見ると「会社都合での図面だなあ」とか感じる家もありました。
そんな家も私が何か言ったからではなく、お客様の熱意で暮らしやすい間取りに変わっていく様も見ました。
みなさん、「一生に一度」という想いがあるので真剣です。 新しい家では暮らしやすく、片付けられる家にしたい、という想いがとても熱いです。
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私は家作りを受注する側でもあったので会社側の気持ちもわかります。 家作りは会社側の都合も感じつつ進める事で上手く事が進むと思います。 人間関係と一緒で、相手の都合を思いやる気持ちがあれば 相手もなんとか頑張ろう、と思ってくれます。 会社とはいえ実際動かしているのは人間ですから。
ただ、大きい会社になればなるほど希望は取り入れられなくなります。 決定権が分散しますからね。
会社側もお客様とのコミュニケーションを大事にしています。 これは実際にあった例です。
お客様が本来の目的から外れて 「あの部屋をこんな風にもあんな風にも使える」 と、どんどん入れる家具が増えてきました。
そこで私に相談が入りました。 私のアドバイスは、
「実際に入れる家具をふせんにひとつずつ書き出してもらってください」 「それを、平面図に入れる部屋に貼ってもらってください」 「もし可能であればふせんを家具の縮尺に切って、図面上で配置してみてください」 (図面の縮尺に合わせた家具サイズをシール形式に作るんです) また、 「縦軸・横軸で必要性を書き出して、その家具がどこに当てはまるのかで いる・いらないが明確になります。」 と言いました。
お客様も施工側も、言葉でやりとりしているうちは収まりません。 しっかりと、何があるのかを目で見える状態にしないと 量が見えないんです。
打ち合わせ後に作る側からの連絡がありました♪
「書き出してもらうと、多いことを納得していただけました」 「そして、実際はそんなに家具が入らないことも家族の話し合いでわかりました」 「思い込みを外すことができて、これって、俯瞰できますね〜」 と♪
お客様はあらゆる資料を取り寄せて 「あれも入れたい、これも取り入れたい!」 で、混乱してきて、疲れて、 「も〜いいや」
こんな姿を私もインテリアコーディネーターとして見てきました。 そして作る側も・・・・・
「先日これでいいって言ってたのに、やっぱり変えるって言われた! もう発注しちゃったのに!!!」 「工事始まったのに、どんどん入れる家具が増えてきた。 これ以上入らないのに」
どんな家を作るのかのビジョンが明確でない場合、 共有できてない場合こんなことが起こります。
そういうときは「思考の整理」の見える化をするとうまくいきます♪
そして、もう一つアドバイスしていました。 部屋を使う当の本人が蚊帳の外だったので、 「本人が必要なのかどうかをご家族に確認してもらってください。」 とも伝えていたんです。
家を建てるとき、リフォームするときに大切なのは 「見える化」と「本人の意思の確認」です。 家を建てる、買う、リフォームって 人生でそんなにないかもしれませんが、 転勤のときも一緒です。
今、家作りをしている方は、上手にコミュニケーションを取ることも大切です。しっかり相手も思いやりつつご自身の希望を伝えてください。 そして迷われた時は、今回のように書き出して思考の整理を行ってくださいね♪